literature ~ボクの本棚 小説~

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ターニングポイント ~牧野 陽子 24歳~


ピピピッ!ピピピッ!
大音量の目覚ましの音で目を覚ました。

何か変な夢を見た...
途切れ途切れしか思い出せない...

いつものようにテレビをつけ
今日の占いを観た。
私の日課、朝の始まりだ。

占いの内容を見てビックリした
夢で見たものと同じ内容だった。

なんだか頭が痛い...

夢だとは思えない感覚
不安になった私は急いで会社に向かった。

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ターニングポイント ~吉澤 あずさ 27歳~ <後編>


それから順調に活動を続けた私は
2年後、ドラマの主演が決まった。
そこで慎二と共演することになった。
----- ターニングポイント ~吉澤 あずさ 27歳~ <前編> -----

普通に話しかけてくる慎二。
(トラブルで人生が変わるのは嫌だ)
そんな思いから、私は冷たい態度をとっていた。

ドラマの中で慎二は私の友達の彼氏役。
しかし、その友達が二股をかけてる設定だった。
視聴率も良く、最終回が終わると
第2弾をやる話まで出ていた。

そんな ある日、慎二の彼女役の子から相談を受けた。
慎二のファンに嫌がらせを受けているらしい。
私は思った。
(やっぱり慎二のファンは性格が悪い奴が多い)
なんだか自分を見ているようで辛かった...

ターニングポイント ~吉澤 あずさ 27歳~ <前編>


私の職業は女優。
と、いっても2時間ドラマの脇役ばかり。
そこそこ人気のあるアイドルだったのに...

5年前の人気俳優『真野 慎二』との熱愛報道から私の人生は変わった。
私のファンは減り、慎二のファンからの嫌がらせを受け
精神的に病んでしまった私は引退も考えた。
だけど、それからも活躍を続ける慎二を見て悔しくなった。

そして今日もスペシャルドラマの死体役...
撮影の待ち時間 1通のメールがあった。
『後悔した選択はありませんか?』
そんなタイトルに惹かれメールを読んだ。

メールの最後に書いてあった
『あなたのターニングポイントに戻りますか?』
これを見て私は5年前に戻れたら どうなっていただろう...
なんて考えながら『はい』のボタンを押した。
...何も起こらない。当たり前か。

「あずさ、準備して」
撮影が始まった。とはいっても すぐ殺される役。
死体になった私は さっきのメールのことを考えていた...

ターニングポイント ~鈴木 雅人 30歳~ <後編>


俺は夢ではなく由美を選んだ。
そして地元に残り 3年後、由美と結婚した。
----- ターニングポイント ~鈴木 雅人 30歳~ <前編> -----

幸せな生活は続き2年が過ぎた。
由美のお腹の中にも新しい命が宿っていた。
幸せな毎日に俺は東京に行かなくて良かったと思っていた。

そんな ある日、職場に電話が入った。
由美が事故で病院に運ばれたらしい。
俺は急いで病院に向かった。

由美は無事だったが赤ちゃんは助からなかった...
ショックから由美は元気をなくし、暗くなった。

由美は家事もしなくなり、外にも出なくなった。

俺は仕事をしながら家事もした。
元の明るい由美に戻って欲しくて
やれことはすべてやった。
しかし何も変わらなかった。


それから3ヶ月後
由美がマンションのベランダから飛び降りて病院に運ばれた。

ターニングポイント ~鈴木 雅人 30歳~ <前編>


1通のメールが届いた
『後悔した選択はありませんか?』
そのタイトルを見た瞬間
頭に浮かんだのは由美のことだった。

10年前、夢を叶えるため
5年間 付き合った彼女と別れて東京に来た。
しかし、いつの間にか夢を諦め就職していた。
こんなことなら由美と別れずに地元に残ればよかった
そう後悔した日々を思い出した。

メールの最後に書いてあった
『あなたのターニングポイントに戻りますか?』
これを見て俺は無意識に『はい』のボタンを押していた。


...何も起こらない。
当たり前か。時間なんて戻せるはずがない。
さっきまで真剣に考えていた自分が恥ずかしくなった。

そして、ベットの上で10年前のことを思い出しながら寝てしまった。



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