literature ~ボクの本棚 小説~

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literature ~ボクの本棚 小説~ TOP  >  2012年09月

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ボクサー


ボクシング歴3年。
県代表として
【全日本社会人アマチュアボクシング選手権大会】
に出場することができた。

社会人なので もちろん仕事をしている。
毎日 仕事が終わってジムに行き、練習する。
だから帰宅すると 疲れ果てて何もできない。

プレイベートの全てをボクシングに注いだ3年間
結果を残したい。

ジムの会長も
『ここで良い成績を残してプロテストを受けよう。』
と、言ってくれた。

試合前に検診と計量をする。
すでに緊張していた俺は体温で引っかかってしまった。

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借金返済ゲーム <後編>


中に入るとモニターにマスクの男が映り声が聞こえた。
「石塚さま、松本さま ゲームを始めましょう」
----- 借金返済ゲーム <前編> -----


松本!?...
よく見ると部屋の隅に一人の男がいた。
そして、中央にはテーブルとイスがある。

「お二人共、そこのイスに お座り下さい」
と言い『ハデス』と名乗るモニターの男はゲームの説明を始めた。

最初にテーブルにある1~10のボタンから1つ選ぶ。
これが【命の番号】となる。
そして順番に攻撃し、相手の【命の番号】を当てたら勝ち。
途中1度だけ攻撃をパスして【命の番号】を変更することが出来る。

頭の悪い俺にも理解できるルールだった。
しかし問題なのは負けたら勝った方の借金を背負うってことだ。
お互い借金が5,000万円
勝ったら 0 負けたら倍の借金になる。

「さぁ、それでは【命の番号】を設定して下さい」
と、ハデスが言うと 松本が
「こういう時はラッキー7だな。...あっ」
わざとらしく言った。
俺は自分の【命の番号】を 3 に設定した。

「お互い設定が終わったので先攻を決めます」
と、ハデスが言うとモニターにルーレットが映った。
ルーレットは俺で止まり、ハデスが言う。
「先攻は 石塚さま に決定しました。攻撃する番号を選んで下さい」

俺は松本がわざとらしく言った 7 を選んだ。
モニターには miss と表示された。
何番を攻撃したかは相手にはわからないみたいだ。
すると松本が言った。
「今 君は 7番を攻撃したんじゃないかな?」
俺は無言でいた。松本が続けて言う
「そして【命の番号】も 7番以外でしょう」

そっちが本当の目的か...
最初から九択にするためか。

借金返済ゲーム <前編>


俺の名前は『石塚 純二』
酒、女、ギャンブルが好きで
いつの間にか借金は5,000万円にもなっていた。

ある日、変なチラシを手にした。
【あなたの借金をまとめて返済します】
...怪しい。と思いながらも
闇金の取立てに うんざりしていた俺は電話してしまった。

翌日、指定された店に行くと一人の男がやってきた。
愛想のいい男は何かの契約書をカバンから取り出し言った。
「この契約書にサインするだけで あなたの借金はなくなります」

契約書を見てみると
【ゲームに勝てば借金がなくなり、負ければペナルティがある】
と書いてある。
「この負けた場合のペナルティって?」
俺が聞くと男が答えた。
「それはゲームによって違うので、はっきりとは答えられません」
まさか 殺されて臓器を売られるとか...
男は俺の不安を悟ったかのように言った。
「大丈夫です。命までとったりしませんから」

名探偵・金田 光一


数々の難事件を解決している名探偵・金田 光一
これが俺の名前だ。

実は推理力はゼロ。

今回は旅行先の旅館で殺人事件が起きた。
「皆さん大丈夫ですよ 犯人がわかりました」
こう言うと自然と推理できてしまう。

...はずが、今日は言葉が出てこない。
どうする!?
適当に犯人を決めちゃえ。
「犯人はあなたです!」
と、俺は一人の男を指差し言った。

すると その男は言った。
「よく そんなことが言えますね犯人さん」
えっ...なっ何?俺が犯人?


俺の父が良く言っていた。
「いつも やさしい奴なんて男じゃねぇ」
俺の母は良く言っていた。
「お父さんは やさしい人だよ」

父にやさしくしてもらった記憶なんてない。
いや 誰かにやさしくしてるところなんて見たことない。

母は言っていた。
「その人にとって どうするのが一番いいのか
厳しく言うこともやさしさなのよ」

その頃の俺にはわからなかった。

厳しい父に反抗してグレた時期もあった。
忘れられない父の一言
「後悔するのは自分だぞ」
それから父は何も言わなかった。
何を言っても無駄だとわかっていたのだろう。

何度も警察にお世話になり、いつも泣いてた母。
迷惑ばかりかけて後悔している。

今思えば 父の言ってることは正しいことばかりだった。



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