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借金返済ゲーム2 ~殺人選択~ <後編>


モニターには【窃盗罪で処刑】の文字が出た。
「1人目クリアです。借金は あと2,500万円です」
とハデスが言った。
----- 借金返済ゲーム2 ~殺人選択~ <前編> -----


本当に死んだのか? なぜ死んだのか?
【モニターに映る10人の体には特殊なカプセルが埋め込まれていて
あなたがボタンを押すことで そのカプセルの毒が体に流れるのです
そして1分以内で確実に死亡します】
俺の疑問にハデスは そう答えた。


窃盗罪?
俺は先輩のことを よく知っている。
あの人は もっと重い犯罪を犯している。

「2人目の死ぬべき人間を選んで下さい」
ハデスが言うとカウントダウンが始まった。

2番は見たことがある。
確か逃亡中の無差別連続殺人犯だ。

俺は2番のボタンを押した。
モニターには【殺人罪】の文字が出た。


その後、3人の死ぬべき人間を選んだ。

あと一人で俺の借金がなくなるという時に
「殺すのは あなたでは ありませんが
殺す人間を選んでいるのは あなたですよ」
そうハデスが言った。



しかし そんな実感はない。
俺は最後の1人のボタンを押した。


ハデス 「ゲームクリアです」
するとスーツの男が俺に1枚の紙を渡した。
ハデスの会社が俺の借金を返済したという証明書だった。
俺の借金はなくなった。


そして2年後
俺は幸せに暮らしている。
しかし、たまに人を殺す夢を見る。

実感はなくても俺が選んだ人間が死んでしまった。
俺が殺したのと一緒だろう。

そんな特別な体験をしなくても
俺たちは日々の選択で誰かを不幸にしているのかもしれない...

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