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懐中時計


古びた雑貨屋。
なぜか気になって中に入った。

引き寄せられるように
1つの商品に向かって歩いていた。
年季の入った懐中時計だ。

僕は手に取りレジに向かっていた。
「1万円です」
レジのおばあさんが言った。

値段を見ずに買おうとしていた...
ちょっと高いな
と、思いながらも1万円札を出していた。

「ありがとうございます。電池を入れときますね。」
そう言っておばあさんは懐中時計に電池を入れた。
その瞬間、時計が光ったように見えた...



懐中時計をよく見ると
横に何かボタンがついていた。

おばあさんがくれた手書きの説明書を見てみた。

【ボタンを押すと時間が止まります。】
...?
時間が止まる!?
僕はそのボタンを押してみた。
時計は止まっている。
しかし、まわりの人は動いている。

なんだ、時計が止まるだけか...
紛らわしい書き方だな

僕はその後、ボタンを押すことはなかった。

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