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不思議な懐中時計


母からの電話
父が事故で死んだという

そして僕は父の形見の懐中時計を受け取った。

いま懐中時計を使っている人なんて少ない。
しかし父が大切にしていたものだから
僕はその懐中時計を使うことにした。

数回 持ち歩いたが邪魔だと気付き
それから懐中時計が部屋を出ることはなかった。

数ヵ月後
懐中時計の電池が切れていた
手入れだけは ちゃんとしておかなくちゃ
そう思い電池を交換した。

その瞬間、懐中時計が光ったように見えた。
そして時間を合わせようと いじっていた
横のボタンを押すと何か小さな音がした。



そのボタンをひねってみるとカチッと音がした。
そして動いていた懐中時計の針が光って止まった。

まわりは静かになり、テレビも一時停止している。
時間が止まったのか!?

外を見るとみんな動いていない
時間が止まった...

父は このことに気付いていたのか!?
この懐中時計はどこで買ったのか!?

そんな疑問と共に頭に浮かんだのは
時間が止められれば何でもできる!

そして僕は その懐中時計を使い
幸せな生活を手に入れた。

僕は時間を制した

この世は僕のもの...

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