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不思議な懐中時計2


俺は裕福な家庭で何不自由無く育った。
父は欲しいものは何でも手に入れてきた。
『時間はうまく使え』
父は何度も俺に言っていた。

1つ気になることがある。
新しい物好きの父が 古い懐中時計を
常に持ち歩いていることだ。

祖父の形見らしいが、親を大切にするような人ではない。
父が唯一大事にしている古いもの
なぜか気になってしかたがなかった。


ある日、玄関に父のコートがあった。
何気なくポケットを触ってみると
あの懐中時計が入っていた。

俺はそれを握り急いで外に出た。
近くのファミレスに入り
懐中時計をいじってみた。



...特に変わったところはない。

じゃあ、なぜ大事にしてるんだ?

ピリリ ピリリ
電話が鳴った。
父からだ...
俺が懐中時計を持っていったことがバレた。

家に帰り謝った。
父が言った
「そんなに欲しいなら、お前が持っていろ」

ただ古いだけの懐中時計
こんなもの持っていてもしかたがない。
俺が断ると、父が言った。
「もう2度と これに触るな」

そう言って父は懐中時計を金庫にしまった...

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